「思い出のフェリー」黒木あすか

「思い出のフェリー」黒木あすか

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

 南の島の虫眼鏡の町も、日中の最高気温が10度を下回り、寒さも本格的になりました。
お正月には初詣の参拝客で賑やかだった宮崎神宮も、三が日を過ぎると、いつもの厳かな緑に包まれた、いつもの宮崎神宮に戻りました。ひとつだけ戻らないのが、お正月のめでたさ故、美味しい宮崎の幸をたくさん食べてしまった体重。早く元に戻したいと願っております。

 今年の初詣は、大宮高校のOB、OGで宮崎神宮を参拝し、薩摩蒸気屋でおぜんざいを頂く楽しいものとなりましたが、そんな私たちの間で話題になったのが「日向神話」でした。

 去る2012年は、古事記編さん1300年の記念イヤーでした。宮崎でも古事記にちなんだ数々のイベントが開催され、私もソプラノ歌手として、宮崎カーフェリーの古事記特別クルーズに乗船し、県外からの観光客の皆様に演奏させて頂きました。ですが、私にとってこの旅が宮崎カーフェリーデビューではありません。

 現在、大宮高校の修学旅行は、海外旅行もあると聞いておりますが、私が高校生だった当時は、カーフェリーの旅でした。大阪南港入り後、長野県の蓼科でスキー合宿、そして川崎から再びフェリーで宮崎に戻る、そんな一週間でした。

フェリー乗船の目的地までの時間、夜の寒い中、デッキから級友と一緒に見た満天の星空を喜びのあまりはしゃいだり、レンズ付きフィルム(使い捨てカメラ)で写真を撮りあったりと、今思えば、級友との船の上での語らいは、なんとも贅沢な時間でした。
現在も宮崎から大阪までの船の旅をお楽しみ頂けますが、ゆったりとしたフェリーで宮崎への帰郷もきっと思い出深いものとなると思います。

寒さの厳しい折、お体にはくれぐれもご自愛くださいませ。

黒木 あすか

宮崎市出身 4歳よりヤマハ音楽教室でピアノを始め、大宮高校時代に本格的に声楽家を志す。 東京藝術大学声楽科卒業後、ロータリー財団奨学生として王立ウェールズ音楽院大学院を奨学金を得て卒業。 イギリス・カーディフのミレニアムスタジアムで開催された日本対ウェールズのラグビーマッチにて5万人の聴衆の前で君が代を独唱する。
シュトゥッツガルト・フェスティバル・アンサンブルにオーディション合格を経て、欧州ツアーに参加。欧州では合唱団やオペラ団体にソリストとして多数の音楽プロジェクトに参加、アイルランド政府奨学生となる。 現在は、地元宮崎を中心にラジオ・パーソナリティやテレビ・レポーターとして音楽の楽しさや宮崎の素晴らしさを発信することを目標とし、作曲も手がける。

黒木あすかホームページ:http://www.asukasoprano.com

黒木あすかブログ:http://ameblo.jp/voiceoflife/