「30年続く音楽番組」森本雍子
皆様お元気でお過ごしのことと思います。3月も半ばのこの季節は卒業・入学シーズンあるいは新社会人へと慌ただしく羽ばたいていく、恩師や同窓の方、あるいは家族との別れや出会い、あるいは、もっともっと人生がドラマチックに揺れている方もおいでになるかもわかりませんね。
そんな混沌とした中にあって、ほんの少しの時間にポピュラーな洋楽で身も心もいつの間にかすっかり癒されてしまう、ラジオでの音楽番組が30年も続いて、しかもこの郷土宮崎にあるのをご存じでしょうか?
そんな素敵な音楽番組の公開録音「アンクル・マイクとナンシーさん」30周年記念セレモニーにご招待をうけたのでした。
期日*平成26年2月21日(金)場所*MRTミックダイヤモンドホール
18:30~18:50「アンクル・マイク&ナンシー」30周年記念セレモニー
19:00~20:00 ディナータイム
20:00~21:30 30周年記念ラジオ公開録音
3月2日(日)20:00~特別番組
という次第でした。ソプラノ歌手東由子さんの乾杯の歌(オペラ椿姫より)で幕をあけた公開録音はスパニッシュダンスと歌のエゴイスタ・エスパニューラ・パイレの魅惑的、かつパッションの利いたリズムに酔いしれ、おやじバンドの、ブルーグラスステーションのウエスタンはアメリカの古き良き時代を奏でバンジョーの面目役如のジャンバラヤなどには肩を揺ったり手拍子など老いも若きも興奮のるつぼ。生演奏の音楽の素晴らしさに暫し時を忘れました。極め付きはアンクル・マイクさんのソロ(流暢な英語はインチョン米軍で働いていた)でグッドナイト・アイリーンを歌われリフレィンは招待客が歌ったのです。
そして、3月2日の特別番組では、臨場感豊かにナンシーさんとの呼吸のあった会話と曲の歴史的な挿話の数々。番組で掛る曲はアンクル・マイクさんこと伊野啓三郎さんが5,000枚に上るCDから選んで、それは幅ひろく、シナトラ、マドンナ、レイチャールズ
スティング、アバ、フリオイグレシアスなどなどきっと、あなた好みの曲に出会うこと間違いなしと思います。毎週日曜日午後9時~MRTラジオです。皆様も一度お聞されることをお勧めいたします。きっと何かを感じられる音楽番組だと思いますよ。
森本 雍子
1939年 旧満州国生まれ 県立宮崎大宮高校卒 現在くらしのデザイン研究所主宰
1993年 宮崎市役所退職 同年株式会社宮交シティ勤務 1996年退職
1996年以降 宮崎公立大学就職カウンセラー、宮崎県森林審議会、宮崎県公共事業評価委員の他、日本銀行金融広報アドバイザー、財務省財務行政モニターなど
2004年 金融庁長官・日銀総裁から金融知識普及の功績で表彰
2007年―2013/3月まで「雍子と由紀子見たまま感じたまま」MRTラジオ
現在、みやざきエッセィスト・クラブ会員 日本エッセィスト・クラブ会員 宮崎文化を考える懇談会委員 宮崎市芸術文化連盟理事 文化振興協会理事