生物部が全国高等学校総合文化祭にて優秀賞を受賞

生物部が全国高等学校総合文化祭にて優秀賞を受賞

7月28日~30日に茨城県つくば国際会議場にて全国高等学校総合文化祭自然科学部門が行われました。 生物部は生物部門研究発表において「白色のカニは何色が好き?~ハクセンシオマネキの行動と光の波長~」という研究作品を発表しました。 丁寧な実験計画、実験データの統計処理、聴衆にわかりやすくプレゼンなどが高く評価され、優秀賞を受賞することができました。 宮崎県において自然科学部門での受賞は初めてのことです。

野外調査では送迎をはじめ、日々の活動を温かく見守り支えていただいた保護者の皆様に感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。

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 category:新着情報category:高校関連 2014.08.02(土)

上智大学学長に就任された早下さんにインタビューを行いました。

この度上智大学第15代学長に2014年4月より就任された早下さん(第28回卒)にインタビューをおこないました。
以下をご覧ください。

1.大宮高校へ進学された理由をお教えください。

私の母方は、3姉妹全員、大宮高校出身者だったこともあり、いつも大宮高校のことを聞かされていたので入るのが自然であると思っていました。

2.大宮高校時代の思い出を教えてください。

【体育祭】

体育祭では、仮装行列をしました。友人の松村君の実家である松村産婦人科から看護師さんの白衣を借り、私は看護師の格好をしたのを覚えています。
また、お腹に絵を描いて、腹踊りをしたことも覚えています。バレーボールのクラスマッチでは、3年間すべて優勝でした。

【バレーボール部】

大宮高校は進学校であったため、先輩が早くに引退をしまして、私は1年生の後半からキャプテンを務めていました。
当時の顧問は倉本先生という順天堂大学出身の体育科の先生で、練習が厳しく、14名いた同期が4名になってしまいました。自分がやめたらバレー部がなくなってしまうという思いが強く、一人で練習したこともありました。しかしながら厳しい練習に耐え抜いたことで、翌年には1年生エースの活躍もあり、宮崎県でベスト8に入ることができました。当時は進学校が県でベスト8に入ることが珍しく、ベスト8に入ったことで、当時の強豪校である宮崎電子工業高校(現:宮崎第一高校)が、わざわざ練習試合に大宮高校へ来たことを思いだします。このような部活動での経験と自信が、その後の私の人生に大きな影響を与えました。
「辛いときに逃げない。辛くとも耐えて頑張っていたら、必ず次に繋がる」ということを実感として体得しました。あの時に、あの厳しい練習に耐えきったからこそ、「このくらいのことは我慢できる」ということの積み重ねが、私の人生の中にあります。最近の子供たちには、辛い時には無理をせずに休みなさいと言ってあげなければならないと思っていますが、踏みとどまることの大切さにも気づいて欲しいと思います。なぜなら一度背中を見せてしまうと、色々な場面で立ち向かう勇気がなくなってしまいます。
そこを踏みとどまって頑張る経験を積み重ねることが、リーダーとして将来活躍する人間になるためにとても大切であると思います。
また、「鶏口となるも牛後となるなかれ」という言葉があるように、常に1番を目指して欲しいと思っています。私は色々な大学に赴任しましたが、優秀な学生はどの大学にもいました。どんなランクの大学であっても、トップの学生は常に優秀でした。反対にランクの高い大学であっても、競争に負けてしまった学生は、本来の実力を発揮することができず自信を無くしてしまいます。どんな環境でも良いので、自分が1番になることのできる環境を見つけて欲しいと思っています。
私が九大へ入学して良かったと思っていることは、学科においてトップの一人でいることができたということです。このことが自信に繋がり、次のステップや、その後の様々な挑戦に繋がっていったと思います。

(下段の真ん中:早下学長、中段左端:橋口氏)

【勉強】

私は大宮高校時代、決して優秀な生徒ではありませんでした。ただ、数学だけは1年生の時のクラス担任であった湯浅哲治先生がご自宅に呼んでくださり、毎週土曜日にお伺いして勉強をしていました。そこでは次学期の数学課題を教えて頂いたり難問にも挑戦させてもらい、それが楽しくて自然と力がつき、数学では人に負けない成績だったと思います。
当時、理系クラスはA級からD級までの4クラスで、私は特別クラスのA級ではなく普通クラスのD級でしたが、成績はクラスの中では上位だったと思います。クラスの1番後ろの席に座って、勉強をしないふりをしながらも数学でA級の子よりも良い成績を残すことに一生懸命でした。
これも、先ほどの「鶏口牛後」の一つで、人間は他に負けないものを持つことが、その人を強くしていくと思います。自分から望んで競争に負ける環境に身をおくよりも、自分が勝てる環境を見つけ出す方が、人生で成功する秘訣だと思います。
私の息子にも、「負けるな」ということと、何事にも「トップを目指せ」ということを常に言っています。

3.高校時代に印象に残っている先生がいらっしゃれば教えてください。

まず、後藤賢三郎先生という、雲の上のような存在の校長先生がおられました。後藤校長は、後に首相になる中曽根氏と友人だったようです。中曽根氏は、当時どこかの省の大臣をされていたと思いますが、突然、宮崎に来られ、大宮高校で講演をされました。黒塗りの車が校内に停まり、SPを引き連れての講演会でした。講演では「スピリッツ」という言葉を何度も使われていたことだけ覚えています。うちの高校にこんな大物が講演に来てくれるという、そのような大物とコネクションのある後藤先生は凄い人なんだと思いました。
次に、数学の湯浅先生です。湯浅先生には、私の数学の能力を引き出していただき、自信をつけさせてもらいました。科目も、全体の成績が平均してほどほど良いよりも、ずば抜けた教科が一つあれば、それが自信に繋がります。私は国語が苦手でしたが、数学ができましたので、そのことで自信がついて3Dのクラスにおいても上位の成績でいることができたのだと思います。鶏口牛後の大切さを知ることで、九大やその後においても、トップを目指して頑張ることができたと思います。

(湯浅先生(左)と早下学長(右) )

私が上智大学の教授になったとき、湯浅先生が大学まで訪ねて来てくれたことがあって、そのときは本当に嬉しく思いました。そんな湯浅先生が、残念ながら先月他界されました。昨日、先生のご自宅を訪ねた際に、先生の奥様から先生が私のことをいつも自慢してくれていたという話を伺い、本当に胸が熱くなりました。
バレーボール部の顧問であった倉本先生も私に大きな影響を与えてくださった先生の一人です。倉本先生は、体育会系の先生で「逃げない自分」をまさに育ててくれました。当時バレーボール部同僚だった橋口君(現:帝京科学大学体育科教授)と、「あの当時の練習は、今の部活指導では有りえないね」と話をしていたくらい、厳しい練習だったと思います。練習が苦しくて泣きながらレシーブをしたり、普通の練習時でさえ、体育館の2階に練習見学のギャラリーが集まるくらい厳しかったことを覚えています。そんな練習に耐え抜いての県ベスト8でした。先日、私の2つ下のバレー部後輩に会いましたが、彼も企業の役員になっていて、大宮高校バレー部出身者はなかなか活躍しているなという印象です。

4.最後に同窓生に一言、メッセージがあればお願いします。

私は現在、東京におりますが、上智大学の教員として、学部長として、そして学長として、様々な問題に直面し難しい対応や大変な場面を幾度も経験してきました。そんな時に、私の大宮高校時代の同級生が浅草の「寄席」に誘ってくれて、そこで仕事での大変なことをすっかり忘れ大いに笑い、そしてその後は同級生と楽しく歓談する時間を作ってくれました。職場の難しい人間関係から離れて、大宮高校の卒業生で「集える」ということは、今でも大きな心の支えになっています。
宮崎大宮高校には歴史があって同窓生も多く、また、同窓生がこんなに縦と横が繋がっている同窓会は少ないと思っています。これからも弦月同窓会を大事にし、同窓生との繋がりを大切にしたいと思います。弦月同窓会は宮崎大宮高校の卒業生全員が集って助け合うことができる会だと思っていますので、私もできる限り支援して行きたいですし、この会を皆で支え合うことが何より大切だと思っています。

略歴

氏名:早下隆士(はやした・たかし)
1958年3月6日生まれ、宮崎県出身(満56歳)
専門は分析化学。

1980年九州大学工学部卒業。82 年同大学院工学研究科修士課程修了。85年同研究科博士課程修了。工学博士(九州大学)。神奈川大学工学部助手、米国テキサス工科大学博士研究員、佐賀大学理工学部助教授、東北大学大学院理学研究科助教授を経て、2005 年より本学理工学部教授。2009 年理工学研究科化学専攻主任、2010 年より理工学部長、理工学研究科委員長。

また、上智大学女性研究者支援事業プロジェクト推進代表(2012 年まで)、上智学院男女共同推進参画室室長補佐を務める。

このほかに、社会的な活動として、経済産業省日本工業標準調査会標準部会委員、日本学術振興会特別研究員等審査会専門委員、国際事業委員会書面審査委員、科学技術振興機構科学技術人材育成費補助金・女性
研究者研究活動支援事業審査委員などを歴任。日本分析化学会、アメリカ化学会、ホスト-ゲスト・超分子化学研究会、日本イオン交換学会、シクロデキストリン学会などに所属。

 category:同窓会関連category:宮崎の動きcategory:新着情報category:高校関連 2014.07.31(木)

人材バンク登録について(お願い)

人材バンク登録について

弦月同窓会
会長 青木 賢児
宮崎大宮高等学校
校長 西立野康弘

 

今般、学校教育におきましては、社会的・職業的自立に向けて必要となる力を育てるキャリア教育がますます重要になってきております。本校におきましても、日常的な個々のハローワーク、すなわち、生徒が夏休み等を利用し主体的にOBやOGと連絡を取り、文理分けや志望大学選定に役立てるだけでなく、職業観の醸成や社会との関わり方や生き方を学ぶ機会を設けたいと考えております。また、キャリア教育の一環として行って参りました職業講座 (大宮ハローワーク)の講師もあわせて募集し、学校と同窓会一体となってのキャリア教育を推進したいと考えております。

つきましては、ご多忙の折、誠に恐縮ではありますが、別紙の要領で人材バンク登録の募集をさせて頂きたいと思います。
今後、生徒一人ひとりが主体的に進路学習を進められるように指導していきたいと考えておりますので、何卒よろしくお願いいたします。

【応募の方法】
自薦・他薦を問いません。
別紙「人材バンク登録用紙」(自薦・他薦)にて、メールまたはFAXで担当の渡辺和徳先生宛ご応募ください。

「自薦登録用紙」
人材バンク登録用紙(自薦)のword書類をダウンロードする
人材バンク登録用紙(自薦)のpdf書類をダウンロードする

「他薦登録用紙」
人材バンク登録用紙(他薦)のword書類をダウンロードする
人材バンク登録用紙(他薦)のpdf書類をダウンロードする

ご不明な点がございましたら、宮崎大宮高校教育担当の渡辺和徳先生までお問い合わせください。
(宮崎大宮高等学校電話番号0985-22-5191)

 category:同窓会関連category:宮崎の動きcategory:新着情報category:高校関連 2014.05.01(木)

28回卒の早下隆士さんが上智大学学長に選出されました。

同窓生の28回卒 早下隆士さんが現上智大学長の任期満了に伴う次期学長選挙が行われ、早下隆士理工学部長(理工学部物質生命理工学科 教授)が次期学長に選出され、

上智大学第15代学長として2014年4月1日から2017年3月31日の3年間の任期が決定されました。

その決定を受けHP委員会では、早下さんにインタビューを行いました。

 

【 同窓生に向けてのメッセージ】

職業がら大学の就職力を高める目的で、最近の企業側の動向を分析してみると、面白いことが分かります。
文系、理系ともに、企業が学生に最も期待する能力として、専門の学力よりもコミュニケーション力を一番にあげている点です。
いったいコミュニケーション力とはどのようなものでしょうか?
「自分の意見をしっかりと相手に伝え、相手の話すことをきちんと理解する」それだけでしょうか?
実はコミュニケーション力という言葉には、もっと深い意味が込められています。周りの人と、そして社会と共感する能力、人の弱みや痛みを理解する能力、困っている人や助けを求めている人に手を差し伸べることのできる能力、すなわち人や社会との関わりを大切にする共感できる能力と言えます。
どんなに優秀でも、コミュニケーション力のない人に、人は集まりません。高校も大学も、勉強だけでなくコミュニケーション力を高める場であることが肝要です。
高校時代はバレーボール部の主将をしていましたが、当時、若手筆頭であった倉本先生の厳しい指導の下、仲間と頑張り支えあって勝ち取った宮崎県ベスト8の経験が、私の人間形成の原点になっています。どうか宮崎大宮高校の卒業生たちが、多くの人との出会いを大切にし、様々な活動を通して、高いコミュニケーション力を身につけ、日本の、そして世界のリーダーとなって活躍されることを、心より祈念しています。

【 その他、在校生に向けてのメッセージなど】

上記は、在校生へのメッセージでもあります。若いときに色々な人と出会い、様々なことに失敗を恐れずにチャレンジすることが、将来の人間形成にとても大切なことと思います。
多くの失敗の上に、成功はあります。自分を信じて行動すれば、必ず夢は実現できるでしょう。皆さんの輝かしい未来に、心からエールを送ります。

 

【略歴】

氏名:早下隆士(はやした・たかし)
1958年3月6日生まれ、宮崎県出身(満56歳)
専門は分析化学。

1980年九州大学工学部卒業。82 年同大学院工学研究科修士課程修了。85年同研究科博士課程修了。工学博士(九州大学)。神奈川大学工学部助手、米国テキサス工科大学博士研究員、佐賀大学理工学部助教授、東北大学大学院理学研究科助教授を経て、2005 年より本学理工学部教授。2009 年理工学研究科化学専攻主任、2010 年より理工学部長、理工学研究科委員長。

また、上智大学女性研究者支援事業プロジェクト推進代表(2012 年まで)、上智学院男女共同推進参画室室長補佐を務める。

このほかに、社会的な活動として、経済産業省日本工業標準調査会標準部会委員、日本学術振興会特別研究員等審査会専門委員、国際事業委員会書面審査委員、科学技術振興機構科学技術人材育成費補助金・女性
研究者研究活動支援事業審査委員などを歴任。日本分析化学会、アメリカ化学会、ホスト-ゲスト・超分子化学研究会、日本イオン交換学会、シクロデキストリン学会などに所属。

 category:同窓会関連category:新着情報category:高校関連 2014.03.16(日)

スタッフ説明会を行いました!!

2月4,5日に大宮高校多目的室で“スタッフ説明会”を行いました。
前回のブログでお伝えした“行事説明会”の一般生徒向けのようなものです。
二日合わせて21人の生徒の皆さんに参加して頂きました!
大宮高校ではあらゆる行事において“総務スタッフ”という希望制のスタッフ制度を取り入れています。あまり知られていない総務の仕事を体験して頂くことによって、総務の活動に対する理解度の向上や、さらなる人材の育成にも繋がるからです。実際に、総務スタッフを体験したのがきっかけで総務委員に立候補するという人も少なくありません。
行事によって応募人数は異なりますが、定員以上の応募があり、抽選で決定するのがほとんどです。今回も定員を超えてしまったので、抽選を行いました。
歓迎遠足まで残すところあと2か月。
4月の頭に予定されている新入生オリエンテーションまでは2か月をきりました。
年度末の忙しい時期ですが、総務スタッフの皆さんと協力して頑張っていきます!!

 category:高校関連 2014.02.06(木)
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